三岐鉄道801系の車内
お久しぶりです。気付いたら3カ月もブログを放置してしまいました。
前回投稿した時は感染者数が第5波から脱しつつある、そんな状況だったようです。
オミクロン株の動向が心配ではありますが、今年の年末は帰省出来そうでほっとしています。
前回同様今年3月に三岐鉄道を訪問した際に撮影したなかから三岐線の801系電車を取り上げます。
三岐鉄道801系は1989・1992・1995・1997年に西武鉄道701系を4両編成を4本譲受し、3両編成に改造した車両です。台車形式の相違からうち1編成とクハ1両は851系に区分されていますが、同じグループとして扱われています。導入順に801F、803F、851F、805Fが在籍し、851Fは2012年に三里駅構内で脱線事故に遭い、クハ1851が廃車され翌年に部品取り用だった元西武鉄道新101系のクハ1881と組成しています。
2021年12月現在803Fが西武鉄道の「赤電」カラーに、805Fが「西武イエロー」カラーに復元されており、801Fと851Fが黄色とオレンジの三岐鉄道カラーとなっています。
805F
801F
今回は801Fで撮影した車内の様子をご紹介します。
近鉄富田寄り先頭車のクモハ801の車内の全景 ロングシートが並んでいます。
シートは少し色が薄くなった感じもしますが、壁や天井は綺麗になっていて、近年塗り直されたと思われます。
最前部の様子。仕切りの窓が大きいので右側に機器があるものの前面展望を楽しめます。
車端部の様子
窓に貼られたステッカーから優先席だと分かります。
「シルバーシート」という言葉も最近見掛けなくなりました。
先程の車端部を中間車側から見るとこのような感じになります。貫通扉はクモハ801側にしかついていません。
中間車のモハ802の車内全景 こちらも同じくロングシートです
モハ802とクハ1802の間の車端部
貫通扉が無いぶん開放的です。
西藤原寄り先頭車のクハ1802の車内全景
中吊りに三岐線ではICカードが利用できないことが掲示されています。
そして最前部
西武所沢車両工場の銘板。801Fは今年で製造から55年目、三岐線にやってきてから32年目、ここ三重で過ごす時間の方が長くなりました。
西武鉄道701・801系は地方私鉄に移った仲間が他にもいますが、伊豆箱根鉄道、流鉄(旧:総武流山電鉄)、上信電鉄からは既に引退し、このタイプの車両が現役で運行されているのはいよいよ三岐鉄道だけになりました。
車齢を考えるとそろそろ置き換えられてもおかしくない時期ではありますが、今後も長く大切に使われて欲しいと思います。
ご覧頂きありがとうございました。