仙台近郊の701系のバリエーション
東北本線や常磐線を普段から使ってる人も青春18きっぷで縦断する人も乗ったことがあるかと思われる仙台地区の701系。
実は彼らも色々とバリエーションがあるので実は意外と趣味的に面白かったりします。
その1.100番台(F2-105,106編成)
F2-105編成 @新白河
F2-106編成 @福島
701系の中でも1994~95年と比較的初期に製造されたグループになります。
そもそもの製造数が少ない(2連5本、3連1本)と少なく、また秋田に所属している車両の方が多いので仙台近郊ではレアな車両です。特徴は銀色の前面貫通扉(仙台地区にいる他の701系は緑色)や車端部の薄紫色の化粧板などに特徴がみられます。
座席のモケットや形状は他の701系と特に変わりません。
2.1000番台2連(F2-18~20,22~28編成)
F2-20編成 @新白河
F2-28編成 @一ノ関
1994~96年にかけて製造されたグループで2連は38編成が導入されました。
仙台車両センターには10編成が所属しています。
緑色の前面貫通扉や車端部の木目調の化粧板などは後述する1500番台にも継承されています。
3.1000番台4連(F4-16,17,29,30編成)
F4-29編成 @仙台
4両固定編成はE721系1000番台(P4-0番台)の方が19編成いるのに対して此方は4編成だけの少数派。
701系で4両固定編成はこのグループだけで、オールロングシートということもあり、ラッシュ時には収容力を発揮しそうです。
なおこのグループはワンマン化対応をされていません。
4.1500番台1次車(F2-501~507編成)
F2-504編成 @福島
F2-503編成 @仙台
1998年に製造された車両で主変換装置のインバータ部がIGBT素子に、また回生ブレーキを採用しました。
車内も1000番台とほとんど変わりません。
(車内写真は撮影後に掲載予定)
5.1500番台2次車(F2-509~518編成)
F2-515編成 @福島
F2-511編成 @仙台
2001年に製造された車両で、1次車からの変化で目立つのはトイレが大型化したうえで最前部の乗降扉の隣に移ったこと。その分は窓がなく壁になっているところが大きく、とても目立ちます。
なおF2-508編成は青森駅で高潮に浸水した1000番台(クモハ701-1033+クハ700-1033)を土崎工場で「修理」した上で1500番台に編入した編成ですが見た目は2次車と変わりません。
車椅子対応のトイレの向いには車椅子スペースがありここは座席の仕切りの形状が一昔前のものに似ています。
このように意外とバリエーションのある仙台地区の701系。どのグループがやってくるのか楽しむのもまた面白いと思います。
:参考資料
ご覧頂きありがとうございました。