E721系1000番台の車内
前回の続きです。
車内はボックスシートとロングシートの組合せ。この構成は0番台から続いていますが、0番台からの変更点として、ボックスシートの背面・手すり・側面のプラスチック部がややグレーになっています
参考までに0番台の写真を。背面の違いがお分かりいただけるでしょうか、、
乗務員室との仕切り
津波警報発令時の対応方法
乗降扉 黄色のステッカーが目立ちます
半自動ドアスイッチ
LEDの車内案内表示器
座席などを詳しく見ていきます
モケットは一般の座席が青色系、優先席が背もたれが赤地に灰色のストライプ+座面が灰色の組合せで優先席部分ではつり革は黄色に、化粧板はクリーム色となっています。
クハでは車端部にトイレがあるため優先席を扉間のロングシートに設置しています。
(0番台と同様)
扉間毎には片側に2区画のボックスシートがありそれを両側から二人掛けロングシートで挟んでいます。
ボックスシート部にはペットボトルや缶を置けそうなテーブル
扉間の窓は柱で仕切られた大きい方を開閉可能な構造
続いて車端部を一ノ関側(クモハE721)から順に
クモハ-サハの車端部
4人掛けのロングシートで優先席
サハ-モハの車端部
こちらは3人掛けロングシートで一般の座席
モハ-クハの車端部
モハ側が4人掛けロングシートで優先席、
クハ側がトイレ+車いす・ベビーカースペース+二人掛けロングシート+一般の座席という構成で0番台の車端部、すなわちクモハ-クハと変わりません。寒冷地を走行する車両なだけあって車いすスペースにはヒーターも設置されています。
このように連結面によって壁の「厚み」に差が出ているのも面白いです(機器配置の都合だと思いますが)
クモハ-サハのところとモハのクハより(新白河より)の壁は割と分厚くなっているのに対してサハ-モハのところはやや薄くなっています。(クハも座席側は薄い)
またロングシート部は脚台付きなのに対してボックスシート部は片持ち式になっているという違いもあります。
最後に、701系とE721系が連結するとE721系特有の低床構造がより目立ちます。とくに乗務員室扉のハシゴを見ると違いがよく分かります。
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